【仕事の何が楽しいの?】転職時に考える仕事の やりがい
6%。これは仕事に熱意を持って働けている日本人の割合です(米ギャラップ社の調査)。この割合は、調査した139カ国中132位と最低ランクの結果です。また「仕事にやりがいを感じられない」は、転職理由でも上位にランクインします。
今回は、仕事のやりがいについて深堀りします。
仕事の やりがい の種類
そもそも、やりがいとは何でしょうか?辞書によると、やりがいとは「事に当たる際の、充足感や手応え、張り合い」のことです。言い換えれば「この仕事をやってて良かった」と思えるポイントです。仕事におけるやりがいは、人によって様々です。
大手人材会社のエン・ジャパンが実施した「仕事のやりがいと楽しみ方」の調査の一部をご紹介します。
仕事でやりがいを感じること(複数回答可)
- 1位:お礼や感謝の言葉をもらうこと 62%
- 2位:仕事の成果を認められること 56%
- 3位:目標を達成すること 50%
- 4位:仕事をやり遂げること 46%
- 5位:自分の成長を感じること 46%
- 6位:興味のある仕事をすること 36%
- 7位:仕事で社会に貢献する実感を持つこと 28%
- 8位:新しい仕事にチャレンジすること 27%
- 9位:尊敬できる人と一緒に仕事すること 27%
- 10位:チームで仕事すること 21%
- 11位:後輩・部下の成長を感じること 19%
- 12位:自分で決める裁量権があること 14%
- 13位:影響範囲のある大きい責任ある仕事であること 10%
これは、一例に過ぎません。またこのアンケートは、複数回答可になっています。つまり1つだけでなく、複数のポイントが掛け合わされて仕事のやりがいを感じます。
仕事の やりがい の見つけ方
転職の相談を受けていると「仕事にやりがいを感じられない」と言われることは多くあります。しかし「どんな時にやりがいを感じるか?」という質問にうまく答えられない人がほとんどです。
やりがいを感じるポイントが曖昧なまま転職をすると、短期離職のリスクがあります。また転職の予定が無くても、今の仕事を続ける上でのモチベーションにも繋がります。一度、自分が仕事でやりがいを感じるポイントを探してみて下さい。
仕事のやりがいの見つける手順
- 仕事でやりがいを感じたのは、どんな時か?
- なぜ、やりがいを感じたか?
- 何個か思い出す
- やりがいを感じる要素に優先順位をつける
1.仕事でやりがいを感じたのは、どんな時か?
具体的にエピソードを思い出してみて下さい。今まで働いてきて、ポジティブに感情が動いた瞬間を切り取ってみて下さい。
2.なぜ、やりがいを感じたか?
思い出したエピソードで、自分がやりがいを感じたのはなぜかを深堀してみて下さい。上段で紹介した「仕事でやりがいを感じること」ランキングなどを参考に、要素分解してみて下さい。
3.何個か思い出す
1つだけではなく、複数思い出すようにしてみて下さい。なぜなら、やりがいを感じる要素は、複数あることが多いからです。いくつか絞り出すことで、予想していなかったやりがいを発見するかもしれません。
4.優先順位をつける
やりがいを感じる要素に優先順位をつけましょう。複数やりがいを感じる要素があっても、全てを満たしてくれる転職先はありません。優先順位を考えることで、転職活動を進める上での軸ができます。
転職活動の終盤で役に立つ
仕事のやりがいが見つかると、転職活動の終盤で役に立ちます。例えば複数の企業で選考が進むと、入りたい会社に優先順位をつけなければいけません。その際に、仕事でやりがいを感じるポイントが分かっていると、意思決定がしやすくなります。
やりがいがハッキリしない時は…
「仕事でのやりがいを探してみたけど、これで良いのか分からない」という人もいると思います。そんな時は、自分だけで考え込まず、相談してみるのがオススメです。転職エージェントで、その道のプロに相談してみると視野が広がります。求職者は、無料で使えるサービスため、一度使ってみて下さい。
仕事に やりがい は必要か?
仕事にやりがいを求めるのは大切です。しかしキャリアを形成する上で、仕事が全てではありません。
例えば、仕事のやりがいよりも、残業が少なく、プライベート時間が確保できる企業を望む人もいます。また家庭のことを考えて、やりがいの無い仕事でも、高い給与がもらえる仕事を選ぶ人もいます。
キャリアプランは、やりがい以外の様々な要素も考慮に入れて作ってみて下さい。キャリア理論を参考にしながら、自分のキャリアを考えるのがオススメです。
この理論を知らずに キャリアプラン を考えるのはヤバイです【すごいキャリア理論3選】
新卒採用面接や転職活動をする時に、自分の キャリアプラン を考える人もいると思います。しかしそのプランは叶いません。これは有名な「計画的偶発性理論」で書かれている内容です。今回は キャリアプラン を考える上で、絶対に知っておいた方が良い、キャリア理論を紹介します。
最後に
今回は、仕事のやりがいについて深堀りしました。人によって、仕事へのやりがいを感じるポイントは異なります。また自分が仕事でやりがいを感じるポイントが分かることで、働くモチベーションにも繋がります。
もし転職を検討をしていなくても、一度考えてみて下さい。