選考中の企業ってどうやって調べる?【調べる情報と情報源を教えます】
転職活動中は、企業を調べるタイミングがたくさんあります。転職で失敗しないためには、面接対策や内定受諾前に、企業を慎重に調べる必要があります。しかし、どうやって調べれば良いか分からない人は結構多いです。
今回は、キャリアアドバイザーの経験から辿り着いた、オススメの選考中企業の調べ方を紹介します。
知りたいことを明確にする
転職活動中は、様々な不安が付きまといます。「何を知りたいか?」を決めずに調べたら、結構な時間がかかります。多くの人が知りたい項目の一例を紹介します。
企業の知りたいこと一例
- 良いところ
- 悪いところ
- 商品
- 仕事内容
- 成長の伸び代
- 競合
- 働き方
- 福利厚生
自分の知りたい情報が決まったら箇条書きにしてみて下さい。その箇条書きの項目を埋めるように企業分析を進めてみましょう。
企業を調べるタイミング
詳しい企業分析は、書類選考が通ってから始めてみて下さい。中途採用の書類選考通過率は平均25%くらいです。さらに経理職など人気の仕事は、通過率10%程度になっています。
つまり一生懸命リサーチした企業が、書類選考でお見送りになったら、調べた時間がもったいないです。興味がある企業は幅広く応募してみて、書類選考が通ってから企業分析を始めるのがオススメです。
情報源の一覧
求人
面接対策で知りたい情報の多くは、求人に書いてあります。仕事内容や休日に関する情報は、求人に書いてあるものが最も正確です。
企業HP
企業概要や商材など、基本的な情報がまとまっています。転職活動に役立つものは、採用ページにまとまっていることが多いです。仕事内容や働き方に関しては「働く人の声」をまとめたページが参考になります。
新卒向け求人サイト
初めて会社を調べる時は、まず新卒向け求人サイト(リクナビ、マイナビなど)を見るのがオススメです。新卒向け求人サイトは、事業概要や仕事内容が、学生でも理解しやすいように書かれています。企業HPは、その業界の基礎知識が無いと、理解しづらいこともあります。少しずつ基礎知識から固めていきましょう。
雑誌
企業分析をするときにオススメな雑誌があります。それは四季報と業界地図です。企業HPや求人サイトは、客観的な情報やネガティブな情報は書かれていません。例えば、競合情報や業界の伸び代などを知りたい時は、雑誌で情報収集してみて下さい
また大まかな業界動向は、業界動向サーチというサイトでも見られます。参考にしてみて下さい。
Ullet
Ulletは、上場企業の情報がまとめられているサイトです。売上や経営計画などを調べる時に使ってみて下さい。逆質問をする時に、Ulletで調べた情報の深堀り質問をしてみると「良く調べてるな!」と面接官に思われるかもしれません。
転職エージェント
自分で調べるのも良いですが、転職エージェントに聞くのが、一番ラクに情報収集できます。自分で調べても分からないことがあれば、転職エージェントに聞いてみましょう。
他の転職エージェントにも聞いてみる
選考が進んできたら、2つ以上転職エージェントを使うことをオススメします。キャリアドバイザーは、選考が進んでいる企業のネガティブな情報を教えてくれません。
そこで他の転職エージェントに、選考中企業のネガティブなポイントを聞いてみましょう。他の転職エージェント経由で内定を取られたくないキャリアアドバイザーは、良い情報を収集してくれます。
口コミ
従業員から見た、企業の裏側情報を知ることができます。しかし口コミ情報は、慎重に見る必要があります。なぜなら、口コミサイトに書き込む人の多くは、何かしら企業に不満を持っている傾向にあるからです。逆に言うと、企業への満足度が高い人は、口コミサイトにわざわざ書き込みはしません。
転職活動中は、ネガティブな情報に影響を受けやすい心理状況です。気になる口コミがあったら、すぐには信じず、キャリアアドバイザーに確認してみて下さい。すぐにその企業に確認を取った上で、正直に回答してくれます。
最後に
今回は、オススメの選考中企業の調べ方を紹介しました。企業分析がしっかりしていると、面接で高評価をもらえたり、入社後に短期離職になるリスクを減らすことができます。良い転職活動にするために、企業分析を頑張ってみて下さい。